石仏供養祭を挙行

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2023-05-21



大笹街道を整備後、石仏供養祭を挙行。高顕寺ご住職によりご供養していただきました。
大笹街道とは 
 その昔、越後や善光寺平から上州を経て江戸へ出る重要な脇街道でした。
福島宿(須坂市福島町)から鮎川沿いに上り、当地の仁礼宿を経て標高1,600mの峰の原高原を横切り、長野県と群馬県の境の鳥居峠から上州大笹宿(群馬県嬬恋村大笹)に至る間は、峠超えの厳しい道筋でした。
 善光寺平から江戸へ出る本街道の「北国街道」があり、追分で中仙道に合流しますが、大笹街道は北国街道に比べて宿数が少なく距離が短いので少ない日数で江戸に行くことが出来て、旅の費用や荷物のいたみが少ないことから大笹街道の利用者が多かったのです。
 しかし、冬の厳しい山間、峠超えの道筋で犠牲になった旅人や牛馬は数多く、その供養と旅の安全を祈って建られたのが石仏です。仁礼宿の外れから、仁礼峠の頂上とも言うべき峰の原の供養塔まで約17㎞の間に60体ほどあります。(ほとんどが観世音菩薩像)



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